大日本印刷(以下、DNP)グループのDNPロジスティクスと、王子グループの王子ネピアおよび王子物流は、両グループの製品を1台のトラックで輸送する「異業種混載輸送」を2025年5月中旬に開始した。

同取り組みは、2024年12月から福島県と東京都間で実施してきた共同輸送の実証実験を経て、本格運用に至った。検証では、両社で年間約60台分のトラック運行量削減、またCO2排出量が約50%削減できる見込みとなった。
「異業種混載輸送」の主なポイント
DNPのトラックの積載方式を「1段積」から「2段積」に変更。これにより、積載量が従来の16パレットから最大32パレットへと倍増したことで、混載輸送が可能となった。
異業種混載輸送の流れ
(1)王子ネピア福島工場(福島県福島市)→(2)DNP泉崎工場(福島県西白河郡泉崎村)の順番で荷物を搭載
(3)DNPグループの関東地区の工場・倉庫→(4)王子ネピア江戸川倉庫(東京都江戸川区)の順で荷卸し
今後は、同取り組みを他業種・エリアに拡大することも検討しているとのこと。