SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ヒートマップでECサイトのCVRアップ

ヒートマップ分析で実証済み アパレルECで取り入れたい実店舗のような「おもてなし」3つの施策

ページ分析ツール「ヒートマップ」の活用でECサイトのCVRをアップする方法をお届けします。第2回は、ヒートマップ分析で見えてくる、アパレルECサイト3つのおもてなし施策です。

アパレルECサイトの商品ページをヒートマップで分析する

 あるアパレルECサイトの商品について、興味を持ったユーザーがどのようにサイトを見ているのか見てみましょう。以下の図は、Web分析ツール「Ptengine」のクリックヒートマップ(左)、アテンションヒートマップ(右)で、どちらも、よくクリックされた・見られた部分が赤くなります。

図1 あるアパレルECサイトのトップスの商品詳細ページ
左:クリックヒートマップ、右:アテンションヒートマップ。以下のヒートマップについても同様

 左のクリックヒートマップによれば、「カラーバリエーション」と「バスト付近、襟周りのデザインのアップ」について、クリックして大きな写真でチェックされています。細かいデザインですから、大きな画像で確認したいのでしょう。

 「お近くの店舗の在庫を確認」部分も見られています。この原稿を書いている時点で、既にブラックとグレーのLサイズが在庫切れですので、すぐ欲しいと考えたユーザーが、店舗に行こうとしていると考えられます。

 ここまでは、商品に関心を持ったユーザーが取る行動として、ごく一般的なものです。

ヒートマップ分析で見えた、「レコメンド欄」は貢献しない

 図2は、図1で見た商品詳細の下のエリアの「レコメンド」欄です。左右ともに赤くなっていませんね。当社がこれまでアパレルECを分析し、貯めてきた知見から言うと、レコメンド欄は「そこそこ閲覧はされるが、売上にはあまり貢献しない」です。

図2 あるアパレルECサイトのシンプルの商品詳細ページ
商品詳細のしたのレコメンド覧

 なぜなら、関連した商品ではあるものの、レコメンドの基準がブラックボックスだからです。「おっ、いいな」と思うアイテムがたまたま入っている場合を除いては、ざっと見て素通りされてしまいます。

 アパレルECサイトのレコメンドで興味を持ってもらうのは、Amazonで書籍をレコメンドするのと比べると、ずっとむずかしいのです。それは、リアル店舗の店員さんが、お客様との会話の中からオススメすべきアイテムを引き出す、というコミュニケーションのプロセスが全くないからだと言えます。

ECzine主催無料イベント3/17「選ばれ、愛されるeコマースのつくりかた」

基調講演に、通販が売上の3割を占める「よなよなエール」のヤッホーブルーイングさんをお迎えして、愛されるメーカーECについてお話しいただきます。

ほかにも、ECサイトのコンテンツマーケティングやメディア化の失敗、マーケティングオートメーションなど、ECの最新トピックスが盛りだくさん!ぜひ会場にお越しください。

↓お申し込みはこちら↓
★☆3/17開催 「ECzine Day 2015 選ばれ、愛されるeコマースのつくりかた」☆★

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
1.「このアイテムを使ったコーディネート」欄を設置せよ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
ヒートマップでECサイトのCVRアップ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

株式会社Ptmindビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサルタント  中田吉彦(ナカタ ヨシヒコ)

ビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサルタント。東京商工会議所、日経BP社、広告代理店を経て、日経BPコンサルティングで約8年半の間、企業、中央官庁・独立行政法人・自治体、大学など、約80のサイト改善コンサルティングを担当。2014年、株式会社Ptmindビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサル...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/1645 2015/01/28 08:00

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年8月27日(火)10:00~19:15

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング