SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のECzine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2022 August

2022年8月30日(火)10:00~16:10

「季刊ECzine」とは、年に4回、EC業界の重要ポイントだけをまとめてお届けする紙の雑誌です。ECの最新トレンドを取り上げた「特集記事」のほか、重要なトピックスに関する知識を上書き保存する「定点観測」、EC業界のニュースや記事を振り返るコーナーなど、自社のECビジネスを俯瞰していただく際のヒントになる内容が満載です。

季刊ECzine

2022年春号(vol.20)
特集「Refine CX ~EC起点のデータで創る次世代コマース体験~」

「季刊ECzine」購読者なら
誌面がウェブでも読めます

ヒートマップでECサイトのCVRアップ

老舗アパレルが取り組んだ、メルマガ+ヒートマップ分析 ユーザー属性に応じた「接客」をするために


米国発の老舗ファッションブランド、エディー・バウアーのECサイトには、老若男女が訪れています。ユーザー属性に応じた接客を実現するため、メルマガにパラメータを仕込み、ヒートマップで分析するという実験を行いました。その結果、見えてきた3つの仮説とは。

老舗アパレルが取り組んだ、ユーザーの属性に応じた「接客」

 エディー・バウアー・ジャパンは、メンズ、ウィメンズ両方のカジュアル、アウトドア等の幅広いカテゴリーを展開する米国発の老舗ファッションブランドです。

 同社ECサイトにはさまざまなユーザーが訪れます。既に何度も購入した顧客もいれば、知人のFacebookの書き込みを見てふらっと訪れた、購入回数0回のユーザーもいます。40代、50代のユーザーがメイン層ですが、20代の顧客もいれば、70代の顧客もECサイトで買い物をしており、まさに老若男女が訪れるサイトです。

 そうした顧客に対し、同じコンテンツ、同じメルマガを送信するというのが従来のマーケティングでした。しかし今回、「お客様それぞれの属性に応じて最適化された接客を行う」取り組みを始めることになりました。

エディー・バウアー・ジャパンのECサイト
http://www.eddiebauer.jp/

 以前から同社では、Google Analytics等を活用して、ECサイトがどう活用されているかの分析を行ってきました。しかし、お客様の属性に応じた対応をネット上で行うには、EC運営担当者は、あまりに多忙です。

 自動化ツールを導入すれば解決するというわけでもありません。既存のプラットフォーム的なサービスは、超・大規模EC向けだったり、BtoB向けだったりするケースが多く、専任の担当者を置かないと使いこなすことができず、初期投資を回収しにくいものでした。

メルマガに顧客属性パラメータを手動で追加して実験

 そこでまずは、利用可能なリソースの範囲内で、実験を行ってみることしました。普段使っているメールマガジンの効果測定の方法を応用、UTMパラメータに加えて、顧客属性のパラメータを追加することで、ECサイト上での属性別の顧客の行動を調べる実験をしました。

 まず、メールマガジンに掲載するURLに付与する、顧客属性のパラメータの文字列の独自ルールを下記のように決めました。

セグメント パラメータ名 分類 パラメータ内容 パラメータ
性別 ps 男性 m ps=m
女性 w ps=w
不明 null ps=null
年齢層 pa 10代 10 pa=10
20代 20 pa=20
30代 30 pa=20
40代 40 pa=40
50代 50 pa=50
60代 60 pa=60
70代以上 70 pa=70
不明 null pa=null
5万円以上購入 pb 未満 u pb=u
以上 d pb=d
不明 null pb=null
購入回数 pn 0回 0 pn=0
1回 1 pn=1
2回 2 pn=2
以下、購入回数n回  pn=n
不明 null pn=null
オンライン会員 po 会員 y po=y
不明 null po=null
エディー・バウアー・ジャパンが実際に使用したパラメータ付与ルール

 上記のパラメータを実際にメールに掲載する際には、下記の例ように記載します。

メールマガジンに掲載するパラメータ付与例

http://www.eddiebauer.jp/ウィメンズ+セール/cid/0000/?ps=w&pa=50&pb=u&pn=4&po=y

 今回、エディー・バウアー・ジャパンでは、上記で紹介したパラメータを付ける作業を、手作業で行いました。実は、ツールの導入で自動化できるのですが、ある施策や分析手法が実際にECサイトの改善に繋がるのか、手作業による実験で検証することは、極めて賢明な進めかたであると言えます。

次のページ
メルマガ+ヒートマップによるユーザー観察で見えた3つのこと

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
ヒートマップでECサイトのCVRアップ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

株式会社Ptmindビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサルタント  中田吉彦(ナカタ ヨシヒコ)

ビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサルタント。東京商工会議所、日経BP社、広告代理店を経て、日経BPコンサルティングで約8年半の間、企業、中央官庁・独立行政法人・自治体、大学など、約80のサイト改善コンサルティングを担当。2014年、株式会社Ptmindビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサル...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/1876 2015/05/27 12:19

Special Contents

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2022年8月30日(火)10:00~16:10

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング