SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

押さえておきたい!ECトレンド図鑑

ライブコマースの先駆者「ももち」が語る配信者から見た日本の現状 勝敗を分けるのは「育成」か

 YouTube登録者数およそ45万人、Instagramフォロワー数17.7万人(2023年5月10日時点)を抱えるインフルエンサー「ももち」は、「ライブコマースこそ日本のEC化率を上げるための鍵」だと話す。自らもライブコマーサーとして結果を出しながら、その育成にも尽力する彼女に、成功の秘訣を聞いた。

「真のインフルエンサー」はライブコマーサー

 今、Z世代の女性たちから熱視線を浴びるインフルエンサーがいる。頻繁にライブ配信を行いファンとの交流を行っている、「ももち」こと牛江桃子氏だ。彼女自身も1996年生まれのZ世代。自身のアパレルブランド「Lil Ambition(リル・アンビション)」を、ライブコマース開始15分で完売するなど、現役ライブコマーサーとしての一面も持つ。

 2017年よりアパレル店員として実店舗で働いた後、2019年にYouTube活動を本格的に開始。2022年には、タレントマネジメントやライブコマーサーの育成、D2Cブランドの運営などを行うM-YOU株式会社を立ち上げた。

 牛江氏は、「ライブコマーサーこそが真のインフルエンサー」だと語る。

「ライブコマーサーは、視聴者が商品を購入する背中を押します。ファンとの信頼関係を築き上げ、心を動かすことでモノが動く。それは、インフルエンサーの本来の役割ともいえます」

M-YOU株式会社 代表取締役社長 牛江桃子氏
M-YOU株式会社 代表取締役社長 牛江桃子氏

 ライブコマーサー・ももちの原点は、アパレル店員時代に経験した接客にある。接客を通して、顧客とコミュニケ―ションをとる楽しさに気づいたのだという。アパレル店員を辞める際、顧客へ実店舗を介さずに接客を続けたいと思ったことが、ライブコマースを始めるきっかけとなった。

「接客は好きですが自ら実店舗を持つのはリスクがありますし、遠方の顧客はすぐに来られません。ライブコマースなら、場所を問わず自分の顧客へ接客できます」

 オンラインに場所が変わった今でも、牛江氏が当時リアルで接客していた顧客たちが、ライブコマースに訪れる。顧客との間に、強い信頼関係が構築されている証拠だ。

 顧客との信頼関係を構築する上で、重要なのがコミュニケーション。Lil Ambitionのライブコマースを見てみると、視聴者から絶え間なくコメントが飛ぶ。「身長が154cmなのですが、ワンピースの裾を引きずらないか心配です」「ブラウンカラーにピスタチオカラーは合いますか」といった具合だ。

牛江氏のYouTubeチャンネルにおけるライブ配信(情報は記事作成時点のもの)
牛江氏のYouTubeチャンネルにおけるライブ配信(情報は記事作成時点のもの)

 ライブコマースの配信中、牛江氏はこうしたコメントをできる限り読み上げる。そして、「階段を上がるときにワンピースの裾を引きずってしまうかもしれません」「ブラウンカラーのキャミソールワンピースにピスタチオカラーのカーディガンを羽織ったコーディネートを紹介した動画があるので良かったら見てください」など、その場で回答していく。

 「髪を結んでみてください」「チェックのコートを羽織ってみてください」といったリクエストにも対応。牛江氏は配信中に何度も洋服を着替えながら、視聴者がコーディネートをイメージしやすいよう手助けをする。この即時性がライブコマースの肝だ。

「YouTubeの動画で商品を紹介したとして、視聴者がコメント欄で質問しても、配信者から回答をもらえるかわかりませんよね。質問に答えてもらえたとしても、時間がかかってしまう。その場で不安を解消できなければ、顧客を購入まで導くことはできません」

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
とにかく商品の「懸念点」を話す

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
押さえておきたい!ECトレンド図鑑連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

ECzine編集部 藤井有生(フジイユウキ)

1997年、香川県高松市生まれ。上智大学文学部新聞学科を卒業。人材会社でインハウスのPMをしながら映画記事の執筆なども経験し、2022年10月に翔泳社に入社。現在はウェブマガジン「ECzine」で編集を担当している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/12788 2023/05/25 07:00

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング