ユーザビリティ(usability)は「使いやすさ」を指す言葉で、IT業界においてはウェブサービスやアプリケーション(アプリ)の使いやすさの指標として普及している。ユーザーがストレスを感じることなく利用できるサービスのことを「ユーザビリティが高いサービス」といい、逆に利用にともなうストレスが大きいサービスは「ユーザビリティが低いサービス」として、改善の余地があるといえる。
ユーザビリティの良し悪しはユーザーの定着や増減、LTV(顧客生涯価値)向上などにに大きく影響し、ユーザビリティが高いことで競合サービスとの差別化や満足度の高い使用感を与えることができる。近年は情報の多様化によりeコマース(EC)を含む市場の競争が激化し、あらゆる商品やサービスのコア部分の差別化が難しくなっている。そのためユーザビリティの向上によって他社製品との差別化を行い、ユーザーを確保することの重要性が高くなった。
ユーザビリティを高める上では、サービスの利用が問題解決や生産性向上に直結する「効率性」、簡単に使い方を理解できる「学習性」、しばらく使用しなくても使い方を忘れることがない「記憶のしやすさ」、エラーが少なくストレスのない「安定性」など多面的にアプローチする必要があり、実現のためのデザインスキルなどが求められる。
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