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ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

12月13日-14日にアーカイブ配信決定!

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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ECzine Day 2023 Summer

2023年6月14日(水)10:00~16:10(予定)

「季刊ECzine」とは、年に4回、EC業界の重要ポイントだけをまとめてお届けする紙の雑誌です。ECの最新トレンドを取り上げた「特集記事」のほか、重要なトピックスに関する知識を上書き保存する「定点観測」、EC業界のニュースや記事を振り返るコーナーなど、自社のECビジネスを俯瞰していただく際のヒントになる内容が満載です。 ※諸般の事情により、2023年春号(vol.24)をもって休刊となります。

季刊ECzine

2022年冬号(vol.23)
特集「Social merges with OMO~垣根なきコマースを実現する発想とテクノロジー~」

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海外カンファレンス ア・ラ・カルト

古参のIBM、IPOしたばかりのDomo そして業界イベントのMWC

 多くのITベンダは年に一度、顧客やパートナーを集めて製品やビジョンを発表するイベントを開催します。フリーランスの記者としてイベントに参加して取材した中で、各社のメッセージやテーマと思われるものをまとめてみたいと思います。※本記事は、2019年6月25日刊行の『季刊ECzine vol.09』に掲載したものです。

電子版(誌面)はこちらから閲覧できます。

クラウドが基幹システムへ デジタル改革第2章を唱えるIBM

 IBM Thinkは今回2回目。今年の開催地はサンフランシスコ。サンフランシスコのITイベントといえば、Salesforce.comの「Dreamforce」がひとつのベンチマークとなっており、IBMもDreamforceのようにモスコーニセンターのサウスとノースの間にあるハワードストリートを閉鎖してオープンスペースを設けたものの、2月のサンフランシスコは悪天候続き。Thinkの開催中も雨は容赦なく降り注ぎ、せっかくの野外の演出も出番が少なかったようです。

IBMのCEO Ginni Rometty氏。写真提供:IBM

 Think 2019のメッセージは「デジタル改革の第2章」です。基調講演を行った同社のGinni Rometty氏(会長・社長兼CEO)は、これまでの第1章ではデジタル化に着手する段階。AIが台頭し、顧客向けのアプリを中心にクラウドの利用が進んだのに対し、第2章ではいよいよ企業(エンタープライズ)が基幹システムでクラウドやAIのメリットを活用する、と予測しました。すべてがクラウドに移行するというわけではなく、既存のオンプレミス、社内データセンターに構築したプライベートクラウド、そしてパブリッククラウドを用途により使いこなすハイブリッドクラウドとマルチクラウド(複数のパブリッククラウド)の戦略が重要になる、と伝えました。ここはもちろん、IBMの出番というわけです。

 IBMはたくさんの発表を行いましたが、同社のコグニティブ技術「Watson」に関連したものとしてWatsonのコンテナ化によりどこででも動くようにするという“WatsonAnywhere”、そしてマルチクラウドでは、さまざまな環境を統合する「IBM Cloud Integration Platform」などを発表しました。IBMはコグニティブ、クラウドのほか、ブロックチェーンも成長戦略の柱としており、少し先の研究として量子コンピューターも進めています。

 Watsonといえば、2011年に米国のクイズ番組「Jeopardy!」で人間のクイズ王に勝利したことが有名ですが、IBM ResearchはThinkに先駆け、ディベート(議論)するAI「Project Debater」と人間のディベートチャンピオンとのディベートも披露しました。結果はというと、人間のチャンピオンには「負け」ましたが、そもそも議論に勝敗をつけることは難しく、情報を駆使しながら同時に一貫性を持って議論をするProject Debaterは、AIの進展という点で衝撃的でした。

 さて、IBMといえば2018年秋、340億ドルを投じてRed Hatを買収するという大きな賭けに出ました。Red HatはLinuxディストリビューションの開発で知られるオープンソース企業ですが、このところクラウドやコンテナにも拡大しています。ThinkではRometty氏の基調講演にRed Hatのプレジデント兼CEO、JimWhitehurst氏も登場し、両者の技術の組み合わせの可能性について話しました。

この記事は、紙の雑誌『ECzine』に
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主役は5G、話題はHuawei 折りたたみ式などスマホに新しさも

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この記事の著者

末岡 洋子(スエオカ ヨウコ)

フリーライター

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/premium/detail/6782 2019/09/13 12:34

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