SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

季刊ECzine vol.08 定点観測

フリーランスを活用して社内に動画ディレクションスキルを


 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。H&Wの橋爪さんに、動画について聞きました。※本記事は、2019年3月25日刊行の『季刊ECzine vol.08』に掲載したものです。

中小にも広がる動画活用制作のハードルは生配信で払拭

 2019年、動画活用が中小企業にも広がっていくのでは、と橋爪さんは言う。動画マーケティングの基礎中の基礎を教えてほしいと、レクチャーの依頼が複数件寄せられているそうだ。

「まだその段階とも言えますが、以前と違うのは、皆さんがスマホで動画を撮影したり、閲覧したりといったことに慣れていること。また、中小企業が始める場合には、テレビCMの経験がない場合が多いので、そのバイアスがかかっていない点が有利です。繰り返し伝えてきたように、なまじ映像が作れると従来の一方通行のコミュニケーションが抜けない。動画ではじめて映像を作る人たちのほうが、ユーザー思考で考えやすいのでは」

 テクニックや機材で悩むよりは、まずスマホで撮ってみてから考えるというのが橋爪さんの教えだが、動画マーケティングの基礎を教えてほしいと依頼がくるのは、やはりまだ動画へのハードルを高く感じている証拠とも言える。

「動画は作り込めるので、いろいろ考えてしまうんでしょう。そういった理由からも、まず、ライブ配信から始めてみることをオススメしています。一度やってしまえば、準備がいることとそれほど気負う必要がないこととが見えてきますから。スマホ1台で完結させるにはどうするか逆の発想から考えるわけです」

 重要なのは、視聴者に届くこと。橋爪さんは、政府による南海トラフ地震への備えを啓蒙する動画が、ほとんど再生されていないことを指摘する。

「制作にもお金がかかっているでしょうし、かつ、多くの人に見てもらうべき内容だと思います。でも、再生数が伸びない。これは、動画を作ることがゴールになってしまっているからです。本気で見てほしいと思うのであれば、動画を分割してSNSに流したりといった発想になるはずなのですが、サイトに置きっぱなし。伝えたいという思いが欠如していると感じます」

 結局のところ、動画を作る、動画を使ってマーケティングする、このふたつを同時にこなせる頭の持ち主が、現状とても少ないのだろう。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
After Effectsが使える編集と苦労してディレクションノウハウを

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
季刊ECzine vol.08 定点観測 連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

ECZine編集部です。ネットショップ運営に役立つ情報をお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/6484 2019/09/13 12:25

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング