メルペイは、18〜59歳の男女計800名を対象に「消費と支払手段に関する調査」を実施した。
1)後払い決済サービスの利用実態
全体の約3人に1人(31.1%)は、後払い決済サービスの利用経験があった。 特に若年層ほど利用率が高くなる傾向があり、20代:35.6%、30代:33.8%、40代:30.0%、50代:16.9%となる。 また、後払い決済サービス利用者のうち、70.3%はクレジットカードを保有していることがわかった。
2)20~30代における「消費と支払手段」の考え方
このパートでは、20~30代の回答結果を抽出して分析した。
半数以上(54.4%)が「モノ・サービス(3,000円未満)の購入を決断するまでの時間」について「30分以内」と回答した。 購入シーンでは、「自分が欲しいと感じる時に購入」(67.2%)する考えをもっていることがわかった。
欲しいモノやサービスと「SNS」で出会うと答えた割合は、40~50代:21.6%に対して20~30代:49.4%と2倍以上の差がついた。欲しいモノやサービスを「SNS」「ECサイト」「ネット上のフリーマーケット/オークション」で探す理由としては、「いつでも探すことができるから」(60.2%)「モノ・サービスの種類が豊富だから」(53.0%)という回答が上位となった。
支払手段の利用状況について、クレジットカードの利用においては、20~30代後払い決済サービス利用者の約半数(49.5%)が「ついお金を使いすぎてしまう」、約4人に1人(24.3%)が「利用金額を把握しにくい」と回答。一方で、後払い決済サービスを利用する理由として、6割(60.9%)の利用者が「支払うタイミングを調整できるから」、約3人に1人が「利用金額を把握しやすいから」(34.8%)「支払いの見通しを立てやすいから」(30.4%)をあげた。
3)後払い決済サービス利用者の特性
後払い決済サービス利用者の約4割(39.8%)が、購入したいモノの金額がその月に使ってもよいと思える金額を超えていたとしても、それを欲しいと感じた時に購入していることがわかった。理由としては、「収支の把握をきちんとできている自信がある」「支払いの見通しが立っている」が上位に。
後払い決済サービスを利用している理由としては、「支払うタイミングを調整できるから」(54.0%)「利用金額を把握しやすいから」(32.0%)「支払いの見通しを立てやすいから」(26.0%)が上位に入った。
後払い決済サービス利用者の71.4%が、普段の家計管理において「家計簿やノートに記録している」「スマホアプリを利用している」など、収支を把握する工夫を試みている。非利用者に比べて16.4%高かった。
調査概要
- 調査時期:2021年9月25日(土)~9月26日(日)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国、18~59歳、男女800名
- 「後払い決済サービス」とは、「メルペイスマート払い」、「Paidy」、「ZOZOツケ払い」等を指す