JAL、JALUX、NRIデジタルの3社は共同で、顧客体験の向上を目的に、JALプラザ TABITUS+ STATION有楽町店のユーザーを対象にOMO(Online Merges with Offline)による購買体験の実証実験を開始した。
対象としたのは、タビタスステーションLINE公式アカウントの友だち登録をしているユーザーの中で、本実証実験への参加に同意した人となる。
検証内容は、次のとおり。
1.IoTデバイス・センサーによるユーザー行動の分析
TABITUS+ STATION(タビタスステーション)のLINEより発行されたQRコードを、店舗内に設置されたチェックイン用のタブレット端末にかざすことで入退店を記録。その他、店舗内の3D距離センサー、顔認証機器を用いて、回遊状況、商品棚ごとの滞在時間など、ユーザーの店内行動を計測する。
また、来店前後のウェブサイトのアクセス状況と組み合わせることで、オンラインとオフラインを融合させたユーザー行動の分析を行う。
2.リアルタイムオファーによるユーザーの体験価値の向上
ユーザーの店舗内の行動に応じて、ニーズや困りごとを推定し、リアルタイムで次のようにLINEにてメッセージ配信。
- 店舗で取り扱いのない商品の取り寄せの案内
- 店舗で閲覧した商品で使えるお得なクーポンなど
3.ユーザーの意識と行動の分析
リアルタイムオファーにより、ユーザーの行動に変化が起きているかを検証。 また店内での行動履歴もあわせて観察することで、ユーザーの意識と行動の相関を分析する。 本実証実験参加ユーザーには、退店後にアンケートをLINE配信し、評価してもらう。
実証実験は、2021年10月31日まで行う予定。