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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzineニュース

D2C事業者の悩み、サイト制作・集客とも「社内に知見のある人がいない」/ネオマーケティング

 ネオマーケティングは、 今回2021年9月2日(木)~2021年9月6日(月)の5日間、 全国の20歳~69歳の男女632人を対象に「D2C」をテーマにインターネットリサーチを実施した。

ブランドの世界観やストーリーの創り方

 どのようにブランドの世界観やストーリーを創ろうとしているか・どのように創ったかを尋ねると、 「自社で顧客分析を実施」は67.4%となり、世界観やストーリーづくりには自社での顧客分析が最もメジャーであることがわかった。

どのようにブランドの世界観やストーリーを創ろうとしているかのグラフ

世界観やストーリーを創るうえで感じる課題

 ブランドの世界観やストーリーを創るうえで課題に感じていることを尋ねた。前掲した設問【どのようにブランドの世界観やストーリーを創ろうとしているか】では、自社で顧客分析をしている割合が最も多くなったが、あがってくる課題は「顧客分析が活用できていないこと」がトップに。 また「社内の見解・解釈一致」に課題を感じている方も、トップとわずかな差で39.4%となった。

ブランドの世界観やストーリーを創るうえで課題に感じていることのグラフ

商品開発における差別化

 商品開発をしていくうえでどのようにして他社との差別化を図ろうとしているか尋ねると、「商品の機能面(配合成分等)での差別化」と「商品のブランド世界観やストーリー性での差別化」がどちらも約60%の割合で並んだ。

商品開発における差別化のグラフ

商品開発をしていくうえで感じる課題

 商品開発をしていくうえで課題に感じていることを尋ねると、「商品について、競合他社との差別化ができていないこと」が最も多く、40.5%だった。前掲した設問【商品開発においてどのように差別化を図ろうとしているか】では、「商品の機能面(配合成分等)」「商品のブランド世界観やストーリー性」を用いた差別化が、共に約60%と多くの回答を集めたが、本設問の結果を見ると、それらを用いた差別化が上手くいっていないと感じている人が多いことがわかる。

 一方で、「商品開発に関するノウハウ不足」は37.5%と2番目に多い割合となった。

商品開発をしていくうえで感じる課題のグラフ

D2C事業のサイト制作で感じている課題

 D2C事業のサイト制作で課題に感じていることを尋ねると、「社内に知見のある人・デザインできる人がいないこと」が37.5%、それに次いで「どこから手をつけたらいいのか分からないこと」が27.2%となった。

D2C事業のサイト制作で感じている課題のグラフ

D2C事業の集客のために利用している広告

 D2C事業の集客のために利用している広告について尋ねると、「ディスプレイ広告」「リスティング広告」が約40%、「SNS広告」「アフィリエイト広告」が30%強となり、このWeb広告の主要4種類は、どれもほぼ均等に利用されていることがわかった。

D2C事業の集客のために利用している広告のグラフ

D2C事業の集客で感じる課題

 D2C事業の集客で課題に感じていることについて尋ねると、「社内に知見のある人がいないこと」が37.5%、そして「社内で運用しているがうまくいっていないこと」が30.4%と、社内体制に関する課題が並んだ。

D2C事業の集客で感じる課題のグラフ

 「社内で運用しているがうまくいっていないこと」と回答した人に、どのようにうまくいっていないか自由記述で尋ねたところ、D2C事業が未だ初期段階であるが故の悩み、広告改善における悩みが目立った。

自由回答の一部抜粋

  • 新規事業なので手探り状態。部署間での相互協力体制も不十分(32歳、女性)
  • 専門知識が乏しいため広告の改善が進まず成果も出ない。(58歳、男性)
  • 実績効果期間が短期ではないことの理解が得られない。長期視点で判断してもらえない(43歳、男性)
  • 詳しい社員がおらず何から始めて良いかよくわからない状態(64歳、女性)
  • メンバーのリテラシーがまだ整っていない。(54歳、男性)
  • ある程度知名度は上がってきたが伸びる一押しがなんだか分からない(27歳、女性)
  • 広告から購買に繋がらない。(48歳、女性)
  • 新規顧客の定着化やリピート顧客の囲い込みの戦術がCRMとの連動で自動化されていないため手間や時間がかかり商機を逸する。(56歳、男性)

 一方で、「外部パートナーへ依頼してるがうまくいっていないこと」を課題に感じる人も25.3%存在。どのようにうまくいっていないか自由記述で尋ねると、「内部の意見集約が足りず外部にうまく伝わっていない」等、集客においてもやはり社内の見解・解釈の不一致に悩まされているという声が上がった。

自由回答の一部抜粋

  • コンセプトがしっかりしておらず、外部の依頼先に対し、セールスポイントが伝わっておらず、時間がかかってしまっている。(57歳、男性)
  • 内部の意見集約が足りず外部にうまく伝わっていないのでチグハグなことが多い。(59歳、女性)
  • どの顧客層に訴求するかが社内とずれがあること。(40歳、女性)
  • 外部委託した業者が自社の業務内容が理解できず新規顧客が増えない(65歳、男性)
  • よくわからずにお願いしたところ、全く成果が上がらなかった。(57歳、男性)
  • 外部委託先の詳細な調査が足りなかったことと、予算不足(57歳、男性)

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