クックパッドは、西武グループの不動産事業を担う西武プロパティーズと連携を開始。食を通じた西武鉄道沿線地域の活性化を目指す。連携の第一弾として生鮮食品EC「クックパッドマート」の商品受取場所となる受取ボックスを、西武鉄道沿線の商業施設であるエミオ東久留米、新所沢グリーンハイツ西武ショッピングプラザの2拠点に設置。8月18日より生鮮食品の受け取りサービスを開始する。
クックパッドマートは、クックパッドが提供する生鮮食品ECプラットフォーム。利用者は、地域の生産者が販売する食材を1品から送料無料で注文可能。商品は、店舗や施設に設置された生鮮食品用の受取ボックス「マートステーション」に届けられ、利用者の好きな時間に受け取ることができる。
クックパッドは、2021年6月よりみなとみらい線、横浜市営地下鉄、東急線、京急線との連携を開始しており、マートステーションは現在、東京都、神奈川県、埼玉県のコンビニエンスストアやドラッグストア、駅構内、マンションなど約550ヵ所に設置されている。
同社は、新たに連携を開始する西武鉄道の沿線内について、東京23区内で農地を有する練馬区や、埼玉県の飯能市・秩父市など農業が盛んな地域が多いと考察。クックパッドマートの仕組みを活用し、沿線地域の食のつくり手と消費者をつなぎ、住民の買い物の利便性を向上することで、地域の活性化に取り組むとしている。今後は、沿線の商業施設などにマートステーションを順次設置していく予定。