アイティフォーがCyCraft Japanと販売代理店契約を締結し、近年増加するサイバー攻撃へのEDRとして、AIを活用したサイバー攻撃対策サービス「CyCraft AIR(サイクラフト・エアー)」を2021年6月より販売開始。
CyCraft AIRは、AI主導型のサイバー攻撃対策サービスである。同時に複数の端末機器を検査し、リアルタイムで脅威を検知する。検知された脅威は即座に感染状況と原因が分析され、全世界から収集された最新情報をもとに的確な対応方法を提供する。これら一連のフローがAIを使って自動化され、定期的に詳細な分析結果をダッシュボードで可視化し、企業の解析作業を支援する。
同社によると、CyCraft AIRを導入すると従来実施していた端末ログなどの膨大な量の調査・分析に費やしていた時間と労力を大幅に削減することが可能になるとのこと。3時間以内に分析結果がレポートされるため復旧作業にかかる時間が短縮されるほか、対応方法がレポートとして提供されるため、自社での対応が可能。被害を軽減するとともに、企業の信頼回復に向けた対策に早期に注力することができる。
コロナ禍でリモートワークなどオンライン利用が拡大すると、企業の情報資産を脅かしダメージを与えるサイバー攻撃が増加する傾向にある。アイティフォーは、日々進化し続けるサイバー攻撃には、アンチウイルスなどの事前対策だけでは対応しきれず、人手による検査や状況分析、検知後の対応は時間やコストがかかるため、AI主導型のサイバー攻撃対策サービスが必要だと考察している。同社は、地域金融機関、地方自治体、ECサイト運営会社などを中心にCyCraft AIRを提供し、今後3年間で5億円の受注を目指す。