アスクルは、事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」「ソロエルアリーナ」において、「置き場所指定配送」を標準サービスとして導入するとともに、「時間帯指定配送」を一部地域から開始する。
昨今、コロナ禍で従業員が出社を控えるテレワークなどの働き方の変化により出社日数や時間が制限されているため、オフィスに届く荷物が受け取りにくい環境になっている。また、個人宅への配達も増加しているという。
同サービスは、両サービスを利用する事業所のユーザーは、注文時に納品場所を3ヵ所のなかから選択することで非対面・非接触で指定した日に受け取れる「置き場所指定配送」と配達日の受け取りを5つの時間帯から指定できる「時間帯指定配送」の利用が可能となり、働き方が多様化したなかでも確実に受け取れる場所や時間の選択肢が広がる。
同サービスの導入により、コロナ禍における非対面・非接触型サービスの需要拡大やテレワーク導入などの働き方の変化に対応し、荷物受け取り時のユーザーのニーズにフレキシブルに対応する。
「置き場所指定配送」の標準化 ~ASKUL LOGISTを中心に、配送キャリアの配送基盤も活用~
同社は昨年8月より、配達員と対面せずに荷物を受け取れる「置き場所指定配送」のテスト運用を行ってきた。今回標準サービスとして、一部地域から提供をスタートする。
同サービスはアスクルの物流子会社ASKUL LOGISTを中心に、配送キャリアの協力を得てサービスを展開。今後は5月末をめどに、対象エリアを全国に順次拡大していく。
ユーザーはサイト上のレジ画面で配送日ごとに置き場所指定が可能。選択できる指定場所については、「玄関横」「オフィス内受付前」「宅配ボックス」の3ヵ所からスタートする。今後さらに全国での展開を視野に入れ拡大していく予定とのこと。
働き方の変化に合わせた受け取りニーズに対応し、「時間帯指定配送」サービス(有料)を開始
テレワーク勤務が進み、次回の出社日に確実に荷物を受け取りたいユーザーは、注文時にサイト上のレジ画面で、配送日ごとに配送時間帯の指定が可能となる。注文日の翌々日以降の配送から利用できる。時間帯は①午前中(~12時まで) ②14-16時 ③16-18時 ④18-20時 ⑤19-21時の5区分から選択可能。これにより、コロナ禍でオフィスへの出社日数を制限されているユーザーにとっても、希望の日時で荷物を受け取ることが可能となる。