ドリーム・アーツは、家電量販店大手のヤマダホールディングスが、ドリーム・アーツの大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB(スマートデービー)」の本格利用を開始したことを発表した。ヤマダホールディングスはグループのデジタライゼーションを目的に2019年9月より約2,000名で「SmartDB」を試験導入していたが、2021年2月時点では3,500名へ利用人数を拡大し、本格利用を開始している。
ヤマダホールディングスは、企業のペーパーレス化、デジタライゼーションにいち早く取り組んできた。しかし、グループの本社業務では一部「紙業務」が残っており、社内申請書類の完全ペーパーレス化を目指している。
独自性を持った強い現場の業務に対応できるシステムをスピーディーに開発するためには、ノーコードの開発基盤を活用した内製化が不可欠となる。柔軟性の高さや対応範囲の広いアプリケーション基盤を選定する過程で同システムがグループのデジタライゼーションを加速できると判断され、導入に至ったという。
まずは、拠点ごとに利用していたナレッジデータベース(社内イントラ情報)を同システムに移行し、全拠点での利用を目指す。さまざまな業務をデジタル化する改革ツールとしてモバイル端末からの活用はもちろん、操作感や細かな権限設定、コスト面で総合的に優れていることが評価され、今回約3,500名での本格利用を開始した。現在は交通費精算システム「切符・宿泊手配申請」を同システムで実現し本社展開を進めている。