SMNは、 2021年3月11日開催の取締役会において、 三陽商会の連結子会社であるルビー・グループの株式を三陽商会より取得し、 ルビー・グループを子会社とすることを決議した。 SMNは、 デジタル広告で培った技術、 ノウハウをルビー・グループの事業に適用していくことで、 今後さらに成長を加速させていく考え。
1.顧客のマーケティング活動支援の領域拡大
SMNは、 成長が見込まれる国内インターネット広告市場において、 既存サービスであるアドテクノロジー、 マーケティングソリューションへの継続的な投資を行い、 さらにデジタルソリューション領域にも積極的に投資し、 成長を目指している。
今回子会社化するルビー・グループは、 ラグジュアリーブランドのEコマース構築、 マーケティング、 フルフィルメント(受注から配送までの業務)やカスタマーサポートを含むオペレーションまで幅広くワンストップで提供できる強みとデジタルソリューション領域のノウハウを併せ持つ。 双方の強みを活かしたシナジー創出を実現し、 一気通貫で顧客のマーケティング活動支援するサービス提供を推進する。
2.主要クライアントであるアパレルEC市場への期待と顧客基盤の強化
経済産業省の発表によると、 アパレルEC市場規模は2014年から2019年にかけ右肩上がりで成長しており、 EC化率も13.87%と全産業の平均化率の6.76%を大幅に上回っている。さらに、 新型コロナウイルス感染症の影響により、 アパレル実店舗への来店が難しくなったことからECユーザーが増え、 2021年もアパレルEC市場の成長は期待されている。
また、 SMNグループの既存顧客にはアパレルEC企業も多く、 ルビー・グループが持つデジタルソリューション領域のノウハウを活かし、 これまで以上に顧客のマーケティング活動を支援するとともに、 新たな顧客基盤の構築を目指す。