BBソフトサービスは、2020年12月度のインターネット詐欺リポートを発表。
同社が調査として収集している、ECサイト事業者をかたるフィッシング詐欺サイト数は、10月の705件から11月は542件まで減少したものの、12月は907件と前月比167%まで増加。また、前年同月(164件)と比較すると、5.53倍にまで増加した。
同社が調査として収集している、クレジットカード会社をかたるフィッシング詐欺サイト数も、10月の384件から11月は377件に微減したものの、12月は534件と前月比142%まで増加した。前年同月(109件)比は、4.89倍に。
年末のボーナス商戦でECサイト利用者数、クレジットカード利用者数が増加し、それにつけ込みフィッシング詐欺も増加したと推測している。
詐欺ウォールで収集したフィッシング詐欺サイトで盗用されていたブランドの上位10件は次のとおり。12月は上位2位をECサイト事業者が占めており、クレジットカード会社については11月、12月ともに4社ランクインした。
次のようなメッセージが届いた場合、メール文面が正規のものであるかインターネットで検索し確認した上で、誘導先のURLにアクセスしたほうが良いとのこと。
ECサイト事業者をかたるフィッシング詐欺の場合
- 会員個人情報を更新できませんでした
- なお、24時間以内にご確認がない場合、誠に遺憾ながら、アカウントをロックさせていただくことを警告いたします
- お支払い方法の情報を更新してください
- お客さまのアカウントで異常なアクティビティが検出された
- お客さまのアカウントで異常な行為が検出された
- 不正なユーザーがあなたのアカウントにアクセスした可能性があります
- お客さまのアカウントにセキュリティー上の問題がある
クレジットカード会社をかたるフィッシング詐欺の場合
- 第三者による不正使用の可能性がございますので、カードのご利用を一時的に停止させていただいている
- 第三者による不正使用を防止するモニタリングを行っています
- 残念ながら、あなたのアカウントを更新できませんでした
- お客様のアカウントで異常な行為が検出された