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パーソナライズ化粧品市場、2020年は119億円予想 EC好調も営業自粛影響/富士経済調査

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2020/08/17 06:00

 富士経済は、対面によるカウンセリングや、デジタル技術を用いた肌測定などの診断結果を元にユーザー個々人に合った商品を提案するパーソナライズ化粧品の国内市場を調査、その結果を「パーソナライズ化粧品の現状と将来展望」にまとめた。

パーソナライズ化粧品の国内市場(スキンケア、ヘアケアは全体の内数)

  2019年 2018年比 2020年見込み 2019年比
全体 130億円 194.0% 119億円 91.5%
スキンケア 95億円 169.6% 74億円 77.9%
ヘアケア 20億円 10.0倍 34億円 170.0%

 2019年のパーソナライズ化粧品市場は130億円に。2015年比3.0倍となる。パーソナライズ化粧品は、"膨大な数の化粧品の中から自分自身の肌や髪に合う商品を選ぶことは難しく、カウンセリングやカスタマイズすることで自分自身に合うアイテムが選べるならば多少コストが掛かっても使用したい"と志向する層を中心に需要を獲得している。

  2016年はニュースキンジャパンが発売した「genLOC Me」の好調により市場が二桁の伸長となり、2017年も続伸した。2018年は「MEDULLA」(Sparty)などの新興D2Cブランドの参入がみられたものの、実績減となったブランドもあり、市場は縮小した。2019年は「APEX」(ポーラ)のリニューアルや、「MEDULLA」の認知度拡大、参入ブランドの増加などから市場は大幅に拡大した。

 2020年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大による百貨店などの臨時休業や外出自粛の影響からECを中心に展開するヘアケアブランドなどは好調であるものの、訪販メーカーなどは営業自粛によって苦戦しており、市場は2019年比8.5%減が見込まれる。

 カテゴリー別ではスキンケアの構成比がもっとも高い。2020年は他カテゴリーでパーソナライズブランドを展開してきたメーカーがスキンケアブランドを投入するなど市場が活性化しているものの、新型コロナウイルス感染症の感染拡大から訪販メーカーや百貨店が一時的に営業を自粛したことから2019年比22.1%減が見込まれる。次いで構成比が高いのがヘアケアで、2020年もECを中心に展開するヘアケアブランドの好調などにより続伸するとみられる。

診断方法別動向市場

  2019年 2018年比 2020年見込み 2019年比
カウンセリング×デジタル 94億円 2.2倍 73億円 77.7%
セルフ×デジタル 33億円 150.0% 43億円 130.3%
カウンセリング×アナログ 4億円 133.3% 3億円 75.0%

 カウンセリング×デジタルはデジタル技術を用いた肌測定などに加えて、美容部員などによるカウンセリングと合わせて行う診断方法で、カウンセリングメーカーが中心となっている。2018年から2019年にかけて「アーティストリー」(日本アムウェイ)や「クリニークiD」が発売され、市場は大幅に拡大したものの、2020年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により百貨店などが臨時休業したことなどから縮小するとみられる。

 セルフ×デジタルはWeb問診の回答をAI解析などによって行う診断方法である。2018年は実績減となったブランドもあったことから市場が縮小したものの、2019年から2020年は新興ブランドが増加しており、拡大している。

 カウンセリング×アナログは店頭で美容部員が顧客の肌状態を確認する診断方法で、カスタマイズ化粧品の組み合わせを提案する。近年は店頭に肌測定器やカウンセリングソフトを搭載したタブレット端末を設置するなどカウンセリングにデジタル技術を導入するブランドが多く、アナログを中心としたブランドは限られる。

 本調査は、2020年5月~7月、富士経済専門調査員による参入企業および関連企業・団体などへのヒアリングおよび関連文献調査、社内データベースを併用して実施した。調査対象、カテゴリ分類、品目についての詳細は「パーソナライズ化粧品の現状と将来展望」等参照のこと。



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