英語圏訪日外国人の集客設計・実行・送客を行うTokyo Creativeは、2020年6月18日から26日にかけて、外国在住の外国人男女を対象とした、「Afterコロナの海外旅行」に関する調査を実施した。
新型コロナウイルスが世界中で流行し、東京オリンピックの延期なども含め、訪日インバウンド市場に与える影響が大きいことは想像に難くない。そこで、同社では外国に住んでいる外国人がAfterコロナの海外旅行についてどう考えているのかを調査した。同調査結果の詳細は、次のとおり。
Afterコロナにしたいこと 外食や国内旅行よりも「海外旅行」が圧倒的1位に
全体の約3割が「海外旅行」を選び、2位の外食とは2倍以上の差に。国内旅行は3位ではあるものの、海外旅行の約1/3となる12%にとどまった。
旅行を予定していた人のうち、すでにキャンセルした人は全体の8割。また、キャンセル時に困ったことは特になかった人が多く「あとで使用できるチケットに交換してもらえた」、「返金が認められた」、「ツアー自体がキャンセルされた」などがあった。一方で、理由がコロナであっても返金は認められなかったケースも見受けられた。
88%がAfterコロナに旅行したい国として日本を選択
Afterコロナに旅行したい国は、回答者の約88%が日本を選び1位となった。次に、韓国、イギリス、イタリア、フランス、アメリカと海外旅行の人気国が並んでおり、旅行をしたいと思う国についてはコロナの影響は大きく見受けられなかった。
海外旅行検討のきっかけは国・WHOの発表
いちばん多かったのは“行こうとしている国が安全だと発表したとき”で、全体の約25%。2位は僅差で“WHOが安全だと発表したとき”で21%だった。
1年以内と回答した人は、全体の約半数という結果に。また、世界中がコロナ禍にあるものの、“すぐにでも旅行をしたい”と考える人が約2割と多く見受けられた。
旅行先の選択肢は地方(田舎)ニーズが都心超える
都心と地方(田舎)では、わずかに地方と回答した人が多いという結果になった。コロナの影響もあり、密を避けて楽しみたいというニーズの高まりもあると考えられるが、“地方”と回答した理由は、「ゆったりとした旅行を好むから」、「都心に住んでいるので、リラックスできる空気を吸いたいから」、「人がいっぱいいるところが好きではないから」、「1回目は都心を見たので、2回目は地方を体験したい」などがあがった。一方で、“都心”と回答した理由は、「見るべきものの多くは都心にあるから」、「両方興味はあるが、英語が通じやすいのは都心で旅行しやすいから」、「最初の旅行は、多くのものを見たいから」などがあがった。
旅行先検討時の情報収集は「YouTube」が7割以上
InstagramやツイッターなどのSNSや、ネット検索、雑誌を抑えて、回答者の7割以上が「YouTube」から旅行計画の情報収集をしていると回答した。
調査概要
- 調査テーマ:「Afterコロナの海外旅行」に関する調査
- 調査対象:外国在住の外国人男女 346名
- 調査期間:2020年6月18日〜26日
- 調査方法:自社コミュニティへのインターネット調査(質問と回答ともに英語使用)