SaaS型ECサイト構築プラットフォームfutureshopが、エフ・コードが提供するWeb接客サービス「CODE Marketing Cloud」との連携。futureshop利用店舗は、CODE Marketing Cloudそのものだけでなく、テンプレート化された16本のシナリオを選択するだけで、初回購入促進や既存会員のファン化に向けた施策を実施できる「CODE Marketing Cloud for futureshop」が利用可能に。
シナリオが自由に作成できるWeb接客ツールでは、各ショップの実現したいシナリオを検討し、実現できるオーダーメイド型のメリットがある。一方、オーダーメイド型は設定への落とし込みが煩雑になり、運用開始まで時間が掛かることや、効果測定、そして改善には専任の担当者が必要になるケースが見受けられた。
今回の「CODE Marketing Cloud for futureshop」では、これまでの運用の中でよく利用された16本のシナリオの中から、施策目的に合致したものを選択するだけで施策が実行できる。 あらかじめ決められたシナリオを導入することにより、設定に必要な工数を格段に削減し、施策として取り入れやすいサービスとした。
futureshopを利用店舗のJIGGYS SHOPがテストユーザーに。実験として、2020年1月15日〜2月24日に、ECサイトの全訪問者を50%ずつの割合で「CODE Marketing Cloud for futureshop」のWeb接客を実施するか否かのA/Bテストを実施。 その結果、Web接客を実施した群は、していない群と比べ、145%コンバージョン率が高いことが明らかになった。なおこの実験ではWeb接客時のみクーポンを配布するといった金銭的なオファーは実施していない。
テストユーザーとなったJIGGYS SHOPでは、次のようにコメントしている。
「当社では定期的にキャンペーンを実施しており、ECサイトのトップページのカルーセルなどで訴求していました。しかし、タイミングによってはお客様に気付いていただけないという課題がありました。今回、CODE Marketing Cloud for futureshop を導入し、キャンペーンをポップアップでもお知らせしました。店員の代わりに「ただ今、こんなキャンペーンを開催してますよ!」とまさに接客をしてもらっているようなイメージです。その結果、CVRについても大きく向上させることができました。今回は「ジギーズショップ」への導入を行いましたが、思った以上に効果が高かったため、今後は他のECサイトにも導入を広げていきたいと考えています」