MMD研究所とコロプラは、「新型コロナウイルスによる支払い方法の変化に関する調査」を実施。スマートフォンを利用する18歳~69歳の男女5,530人を対象に、2020年4月22日に行った。
普段の支払い方法と直近3ヶ月以内の支払い方法について尋ねると、上から「現金」、「クレジットカード」、「QRコード式のスマホ決済」となった。
新型コロナウイルスによって各支払い方法の利用に変化があったか尋ねると、「やや変化があった」、「変化があった」をあわせて変化があったと回答したのは20.2%となった。
支払い方法に変化があったと回答した1,115人に対して、各支払い方法はどのような変化があったか尋ねると「利用が減った」という回答が最も多かったのは「現金」で73.6%、次いで「交通系電子マネー」が28.5%、「利用が増えた」 という回答が最も多かったのは「QRコード式のスマホ決済」で78.9%、次いで「タッチ式のスマホ決済」で65.3%となった。
利用頻度に変化があったのか自由回答の部分を見ると、現金を使わない理由に「接触を避けたい」、「家から出ない」、「ネット通販の利用が増えた」などの声が見られた。
現金の利用が減った
- 「実店舗に行く機会が減り、代わりに通販などを利用する機会が増えたから(29歳・男性)」
- 「家から出なくなったから(41歳・男性)」
- 「現金収入が減って当座の資金が不足しないように(38歳・男性)」
- 「現金で支払う事がかなり減った。お金を触るのも感染リスクがあると思うので(54歳・女性)」
- 「コインなどの現金が1番皆が触ってて汚いから(42歳・女性)」
- 「インターネット通販での利用が増えたからキャッシュレスが増えた(23歳・女性)」
キャッシュレス決済の利用が増えた
- 「現金だと菌がつく可能性があったため(22歳・男性)」
- 「お店の人と触れる機会を減らしたい(51歳・男性)」
- 「現金の受渡しによる接触を減らし、機械に入れれば済む決済がコロナを避けられる思うので(60歳・男性)」
- 「なるべくお会計をスムーズに済ませて室内の滞在時間を短くしたいから(53歳・女性)」
- 「現金にウイルスがついている可能性があることから、キャッシュレス決済を積極的に使うようになった(28歳・女性)」
- 「外出が減ってネットショッピング中心となったため、クレジットカード利用が増え、現金が減った。コンビニでは、店員との接触を減らすためQRコード決済を利用した(47歳・女性)」
国民への一律10万円給付を受けて、どんな使い道を考えているのか聞いか尋ねると、最も多かったのは「食品、飲料品」で 30.8%、次いで「貯金」で 27.5%、「食事」で 24.1%となった。