ECの物流代行を営む関通は、 RPAテクノロジーズが提供するRPAツール「BizRobo! Basic」を活用し、 導入開始から毎月約1万5,000体を超えるロボットの稼働により、 およそ月間5,000時間の業務効率化を達成したと発表。
関通は、 経理や現場の事務作業を自動化するため、 2018年3月より他社RPA製品の導入を開始。 受注管理業務や帳票の発行等の事務処理においてRPAの活用を進めたが、 当時活用していたRPAツールでは業務上さまざまな課題が発生したため、RPAテクノロジーズの「BizRobo! Basic」へ乗り換えを決定し、 他社製品で作成した約200体のロボットをおよそ1ヵ月間で完全内製化のもと、 すべて作り変えを行った。
関通では、IT部門ではなく物流現場社員主体でRPAプロジェクトを推進。自動化が可能な業務の洗い出しが容易になるとともに、 現場社員の業務改善への意識が高まった。 また、部署ごとで運用するのではなく横断的な視点で改善点を洗い出し、 全社的にRPAをスケール。 さらにロボットのエラー対応からリカバリーまでを現場で完結できるようになり、 昨今のコロナウィルス状況下でも「現場のロボット」と「リモートの人」という次世代の協働オペレーションが実現したとのこと。
株式会社関通 物流企画本部 システム企画部 部長 井上裕喜さんは、次のようにコメントしている。
「他社RPA製品からBizRobo!に乗り換えることにより圧倒的な生産性向上と、 ロボットと人のハイブリッド組織を実現いたしました。 働き方が大きく変化すると予想されるコロナウィルス終息以降の組織の在り方も見据え、 あらゆる業務オペレーションにBizRobo!を組み込み、 次世代の働き方に挑戦してまいります。 またRPA人材だけではなくDX人材の育成も進めてまいります」