デジタルマーケティングのコンサルティング会社ルグランが提供するファッションテックサービス「TNQL(テンキュール)」は、APIの一般公開・提供を開始する旨を発表。
今回の取り組みにより、気象ビッグデータを分析し、天気や気温の変化に合わせたコーディネートを提案するリコメンド機能がウェブサイトやアプリに実装可能となる。
同社は、無料版と有料版2種類のAPIを同時にリリースする。無料版では、日本国内の都道府県庁所在地や世界各国の主要空港など、あらかじめ指定された約300ヵ所の地点の情報を提供。有料版では、日本を含む全世界において、GPSなどから取得するユーザーの位置情報や任意の地点(施設・店舗など)の最新気象情報とその天気にマッチしたコーディネートをリコメンドする機能をAPI経由で提供する。
また、天気や気温に合わせて自社の商品や情報・コンテンツをリコメンドするなど、個別の要望に応じたAPIの開発・提供も引き続き行うとしている。
TNQL(テンキュール)とは
TNQLは、気象ビッグデータを分析・活用して、その日の気温・天気・降水量などから体感温度を算出し、ユーザーに最適なコーディネートをリコメンドするサービス。日本全国約37万地点の天候情報を1キロメッシュで表示。AIがユーザーの好みのスタイルを学習し、その日の天気に合わせて800パターンを超えるファッションイラストからリコメンドを行う。