クラシコムは、ECメディア「北欧、暮らしの道具店」初のiOSアプリの提供を開始。リピート誘導を強化するとともに、「フィットする暮らし、つくろう」をテーマにしたさまざまなコンテンツを集約した独自のプラットフォーム構築を目指す。
北欧、暮らしの道具店は、2007年9月に開店し、現在では月間1500万PV、今期の年間売上は30億円を突破する見込みとなっている。一方で、SNSや外部サービスのフィード表示の仕様変更や料金体系の変化により、誘導コストが大きく左右される状況があったと言う。そこでサービス開始13年目を迎え、より安定して既存顧客との接点を持つためのひとつの手段として、スマートフォンアプリの開発に着手している。
北欧、暮らしの道具店では、2018年よりウェブドラマやウェブラジオの配信を開始しているが、現在はYouTube、Amazonプライム、Spotify、SoundCloud、Apple Podcastといった外部サービスを利用している。今後は、アプリ内で動画の閲覧を行ったり、ラジオを聴きながら買い物を楽しめたりする仕組みを作ることで、今以上に同サイトの世界観に没頭することを実現する。また、アプリ内では商品と同梱して配達している隔月発行のリトルプレス(小冊子)のバックナンバーも無料で閲覧できるようにしている。
同社は今後、iOSアプリの改良を進めながら、2020年初春のリリースを目指してAndroidアプリの開発も進めていくとのこと。