凸版印刷は、商品に貼り付けられた二次元コードをスマートフォンで読み取るだけで、その商品が正規品か否かを判別するサービス「ID-NEX 真贋判定サービス」が、井田ラボラトリーズの「CANMAKE/マシュマロフィニッシュパウダー」および「CANMAKE/マシュマロフィニッシュパウダー リフィル」に採用されると発表。2019年11月より、対応商品が順次出荷されている。
近年、さまざまな業界でコピー商品による被害が拡大しており、特に化粧品業界においては、商品の人気に比例して模造品や不正流通品が増加している。模造品・不正流通品は適切な品質管理がなされているか不明なため、使用中に不具合が発生したり、消費者が違法行為に意図せず関与してしまったりする可能性があり、大きな問題となっていた。井田ラボラトリーズは、このような課題に対し、模造品や不正流通品対策における実績・有用性と、スマートフォンを用いて購入者が真贋判定できる利便性、クラウド上で動作するサービスのため導入費用が低い点などを評価し、同サービスを採用している。
凸版印刷は、同サービスを化粧品業界のみならず、すでに採用されている自動車部品業界や日用品、電気製品などへ拡大し、2021年までに10億円の売り上げを目指すとしている。