LINEは、AIソリューションサービス事業「LINE BRAIN」における、飲食店予約サービス上での音声自動応答サービスなどの実証実験に関して、エビソルとBespoの2社と基本合意書を締結。今後、基本合意書に基づき、飲食店予約サービス上でのAI技術を利用した音声自動応答サービスなどの実証実験に関する協議を開始する。
今回の取り組みでは、国内の飲食店市場における人手不足課題を解決すべく、店舗や予約コールセンターの電話を音声自動応答サービス化。電話応対時間の削減と電話応対サービスの品質一定化によるお客様満足度の向上を目指している。また、音声自動対応サービスによる24時間対応を可能にすることで、営業時間外の予約対応を行い、予約台帳と自動連携することで、機会損失を減らす効果も見込んでいる。
LINEは、先日の「LINE CONFERENCE 2019」で新規事業として、LINEが開発・保有するAI技術を外部企業へ展開するLINE BRAINを発表。2019年7月より、AIチャットボット技術「LINE BRAIN CHATBOT」、文字認識技術「LINE BRAIN OCR」、音声認識技術「LINE BRAIN SPEECH TO TEXT」の販売を順次開始していく予定となっている。また、LINE BRAINで保有する音声認識、チャットボット、音声合成の技術を組み合わせることによって、電話でのAI自動応答を可能にすべく、開発プロジェクトも発表。AI技術による電話対応の自動化により、予約やサービスを利用するユーザーの体験向上に取り組む。