ECサイト「京東商城(JD.com)」を運営する京東集団は、中国長沙市とフフホト市に無人配送を強化する「スマート配送ステーション」を設置した。
今回オープンしたふたつのスマート配送ステーションは、ラストワンマイルに貢献する自動物流機能を持った配送拠点である。配送ロボットは最大30個まで荷物を積み込むことができ、半径5キロ以内を自動配送。また、自動で最短配送ルートを計算し、走行中は障害物を避け、信号を認識することができる。配送ロボットに搭載されている顔認証システムにより、利用者は荷物を受け取ることができる。
配送ステーションはロボット配送と通常の配送で半分に分かれており、両配送がフル稼働した場合、1日に2,000個の荷物を配送することが可能。
同社は、この小売モデルが各都市に広がり京東物流が持つ先進技術と培われた経験を活かすことで、世界の物流効率の向上に貢献できると考えている。