バーチャサイズでアジアパシフィック地域マネージャーを務めていた上野・オラウソンアンドレアスは、D4V、豊島のCVCファンド、YJキャピタルなどの投資家のグループから、総額15億円規模の資金調達を実施。既存のスウェーデン投資家の所有する株式をすべて取得した。
これによりバーチャサイズはアジアでの成長と、プレゼンスをさらに強化していく。またこれを受けて、上野・オラウソン アンドレアスは新たにバーチャサイズグループのCEOとなる。
日本においてバーチャサイズは、ユナイテッドアローズ、ルミネ、マルイ、Shoplist、BUYMA、マガシークなどのクライアントに対しサービスを提供。今年より韓国にも参入している。
バーチャサイズは今後、日本を含むアジアにさらに重点を置くようシフトする。日本、中国、韓国は、合わせて1,800億ドルを超えるファッションECの市場を形成し、アメリカとEUを合わせた市場規模よりも大きなマーケットとなっている。
また、アジアの小売事業者は、サイズデータを含む豊富な商品情報データを保有しており、それらのデータを活用できるという点もバーチャサイズにとって重要な要素となる。
直近の大きな動きとして、バーチャサイズは、本社及び開発拠点をスウェーデンから東京に移すことを予定している。