中国のファーウェイは、デバイスとセンサーに接続できるネットワークと、IoT空間におけるビッグデータの処理を最適化するクラウド・コンピューティング・インフラストラクチャを提供。通信や製造業界をリードする企業との協業を通じて、IoTがもたらす市場トレンドやビジネス・チャンスへの対応を進めている。
ファーウェイと国際物流・郵便大手のドイツ・DHLサプライチェーンは、IoTデバイスとインフラストラクチャを活用した広範なサプライチェーン・ソリューションを展開することに合意。
移動体通信をベースとしたIoT技術に焦点を当てて共同イノベーション・プロジェクトを進め、最小限の消費電力で遠隔地にある大量のデバイスとの通信を実現していく。接続性の向上より、倉庫業務、貨物輸送、ラスト・ワンマイルの配送における重要なデータの提供や可視化が可能となり、より統合された物流バリュー・チェーンを実現できる見込み。
IoT分野での協業に合意したファーウェイとドイツポストDHL
IoTは世界の物流業界において、2025年までに最大1.9兆米ドル(約217兆円)の経済価値を生み出す可能性を秘めており、物流各社はネットワークに接続された安価なセンサーやデバイスを活用することで、サプライチェーン・プロセスをより最適な形で監視および最適化することが可能になるとのこと。