Amazonの子会社Amazon Web Service(以下、AWS)は、2017年2月8日(現地時間)、ライブ・エンターテインメントおよびEC企業のライブ・ネーション・エンタテインメント(以下、ライブ・ネーション)が、パブリック・クラウド・インフラのプロバイダーとして同社のサービス導入を決定したことを発表した。
ライブ・ネーションは、フェスティバルやライブイベントなどにおけるチケットサービスを世界的に展開している。同社サイトには毎月8,000万人(モバイル端末利用者は60%)が訪れ、年間5.3億件のチケット決済が行われている。また、近年では毎年2万6,000のイベントをプロデュースしている。
Amazonは、今後ライブ・ネーションのチケット販売がAWSの運営に移行されることを発表。これによりライブ・ネーションは、クラウド上での仮想デスクトップコンピューティングサービス(Amazon WorkSpaces)や仮想サーバーホスティングサービス(Amazon Elastic Compute Cloud)などを活用し、クラウド上での作業環境によるコスト削減や、障害に強いサービスの構築を図る。