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2017年ヒット予想を発表! 2位に「AI技術」、5位に「ネットスーパー」【博報堂生活総研調査】

 博報堂生活総合研究所(以下、博報堂生活総研)は、今年、世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツなどを生活者に提示し、「2017年以降、話題になりそう/人々の生活に普及・浸透していそう」と思うかを調査。「そう思う」「ややそう思う」という予想の強弱を反映するよう結果をポイント化したランキングとヒット予想の理由を分析し、「生活者が選ぶ2017年ヒット予想」を発表した。

2017年ヒット予想ランキング

 2017年ヒット予想ランキングは、1位「自動運転システム搭載車」、2位「AI(人工知能)技術」、3位「格安スマホ」となった。その他、生活者を多様に支援してくれる「生活者支援系テクノロジー」が上位に挙がっていることがわかった。

補助・代行・拡張、3つの「サンキュー・テック」

 博報堂生活総研はこれら「生活者支援系テクノロジー」を「サンキュー・テック」と名付け、3つに分類した。 

「補助」してくれるテクノロジー

 1位の「自動運転システム搭載車」への生活者の期待は、高齢者などの運転時の事故防止が中心であり、人間のミスを「補助」すること。同様の「補助」が期待されているものとしては、介護領域での人材不足解消につながる「暮らしの支援ロボット」(12位)や、シニア層の家事負担軽減につながる「シニア向け家電」(19位)などがある。「電動アシスト自転車」(26位)は、子供や重い荷物などを乗せての移動が大変な子育て中の母親にとって、今や生活必需品となっている。

「代行」してくれるテクノロジー

 災害地や危険な場所、これまで見られなかった魅力的な場所の映像を撮影できる「ドローン」(4位)や、日々の買い物が苦痛になっている高齢者と、時間的余裕のない共働き・子育て層にとって、買い物の革命的サービスともいえる「ネットスーパー」(5位)など、人間がやらずに済ませたい仕事を「代行」するものが上位に挙がっている。

「拡張」してくれるテクノロジー

 「自動翻訳技術」(13位)は外国人と一定のコミュニケーションができるということで、人間の能力を「拡張」するテクノロジーとしてわかりやすいものだといえる。いろいろなものに組み込まれていくことが予想される「AI(人工知能)技術」(2位)や家電の遠隔操作などが可能になる「IoT(Internet of Things)」(16位)も人間の能力を「拡張」してくれるテクノロジーとして、今後ヒットすると予想されている。

男性では産業まわり、女性では生活まわりの事象が上位に

 ランキングを男女別に見ていくと、男性では1位の「AI(人工知能)技術」のほか、「IoT(Internet of Things)」(7位)、「暮らしの支援ロボット」(10位) など「第四次産業革命」として今後期待されている産業まわりの事象が上位に並んでいる。一方、女性では「ネットスーパー」(1位)のほか、「ふるさと納税」(2位)、「企業のポイントサービス」(10位)と生活まわりの事象が上位に来ている。

男性の年代別だと、10~20代でVR、30~40代で格安スマホが1位

 男性の年代別ランキングでは、10代、20代は「仮想現実(VR)」が1位(全体ランキングでは10位)で、新しい体験ができるエンターテインメントへの期待の高さが感じられる。一方、30代、40代では「格安スマホ」が1位となっており、子育てや住宅ローンなど、日々の生活にお金がかかる世代の厳しさがうかがえる。

女性の年代別だと、10~30代でインスタグラムが上位に

 女性の年代別ランキングを見ると、10代のランキングは「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)」が1位、その後は「インスタグラム」「写真加工アプリ」「フリマアプリ」と続いた。また、10~30代では「インスタグラム」がいずれも3位以内となり、写真で気軽にコミュニケーションや自己表現できることが支持されているようだ。一方、30代、50代では「ふるさと納税」が1位になっており、お得感と返礼品の魅力が理由となっている。

調査概要:新聞・雑誌・Webなどから、今年、生活者が関心を示した、世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツ、出来事など約400事例を収集。うち、生活者への事前調査などで絞り込んだ80項目について調査。
調査地域:首都圏、京阪神圏
調査手法:博報堂Hi-Panel調査(インターネット調査)
調査対象:15~69歳の男女 1,008人(有効回収数)
調査時期:2016年9月30日(金)〜10月5日(水)
企画分析:博報堂生活総合研究所
実査集計:株式会社 東京サーベイ・リサーチ

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