デジタルガレージは今年3月から、中国からの訪日観光客の消費額拡大をねらい、小売店の店頭で行うデジタルプロモーション施策をココカラファインヘルスケアの一部店舗でトライアル展開してきた。
この結果、施策を利用した7割超の中国人来店客の購入につながるなどの効果が認められたことから、100店舗を超えるココカラファインヘルスケアの免税実施店舗全店に拡大。10月からの国慶節に合わせて増加が見込まれる訪日中国人客の来店数や消費額の向上をねらう。
この施策は、店頭での商品認知から購入、併売を促すものとなっており、スマートフォンを活用して中国語で商品情報を配信することで、商品への理解を深め、購入を考えるきっかけを提供する。具体的には、訪日中国人に対してチラシやPOPにより店内MAPと情報提供の仕組みを訴求し、対象商品それぞれに設置されたQRコードを読み込むことで商品についての詳細な説明ページへ誘導する。チラシ、POPからウェブ上のページまで、一連の情報提供はすべて中国語で行われる。
トライアル店舗にて来店客アンケートを実施したところ、78%の中国人来店客が中国語での情報提供を望んでいることが判明。今後は2020年の東京オリンピックを視野に、中国語だけでなくアジア各国の言語対応も行う。