オークネットは、中国の子会社を通じて、中国の中古車オークション会社の拍車鴨(北京)科技有限公司(オークダック)に出資し、中古車検査基準の策定・研修事業や今後の中古車販売店支援事業での業務提携に合意。7月27日からオークダックの事業を開始した。
オークダックは、現車オークション会場のような設備や会場応札システムは持たず、スマートフォンアプリをオークション流通のプラットフォームとして利用する次世代のシステムを導入。北京、大連、瀋陽の3都市にて出品を開始し、順次全国30都市に拡大する予定だ。
出品・成約促進は、工商連中古車協会の幹部理事企業8社を含む、各地域の大手中古車販売店70社と協力関係を構築、落札促進については、当初より会員店約200社を集めることでオークション活性化を図る。グランドオープンとなった7月27日の第1回オークションでは出品168台を集め、成約45台(成約率26.7%)の結果となった。
オークネットは、日本においてインターネットによるオークション流通プラットフォームの構築、中古車両検査に強みを持っており、創業からの30年間で培ったこれらのノウハウをオークダックに提供しつつ、中国における中古車オークションの浸透と車両検査基準の統一を目指し、将来の事業拡大を狙う。