日本郵便は、大口向けに小型物品配送サービスとして、荷物の追跡が可能な受箱配達「ゆうパケット」を提供しており、大手通販事業者を中心に、2015年度は契約件数約2万件(対前年 217%増)、年間約1.1億個(対前年約171%増)の取引に成長している。近年、急速に成長しているフリマアプリ市場などで取引している個人からも「小型で薄い物を、より安く確実に送りたい」といったニーズが多く寄せられていた。
こうした状況を踏まえて、日本郵便は10月1日から「ゆうパケット基本運賃(サイズ制)」を新設し、個人向けにも展開。厚さ3cmまでの段階運賃を設定するとともに、事前手続を不要とすることで手軽に郵便差出箱へ投函できるサービスとして提供する。
荷物は全国の郵便窓口で受け付けるほか、郵便ポスト(郵便差出箱)への投函も可能。おおむね差出日の翌日から翌々日に配達される(届け先が遠方の場合、離島の場合など一部地域の場合はさらに数日を要する場合がある)。届け先の郵便受箱に配達し、郵便受箱に入らない場合は、不在通知書を投函して持ち戻り、荷物の追跡は、日本郵便ウェブサイトの「郵便追跡サービス」から確認することができる。