VASILYのファッションアプリ「iQON」では、80万点を超えるファッションアイテムを閲覧、購入することが可能だが、その膨大なアイテム数ゆえに、好みのアイテムをスピーディに見つけ出すことが難しくなっていた。
この課題を解決するために今年6月から提供を開始したコンテンツが、機械学習を活用してユーザーに好みのアイテムを推薦する「for You」と、好みに類似するアイテムの同時比較が可能な「類似アイテムレコメンド」だ。
「for You」は、ユーザーの閲覧行動や、“LIKE”したり購入したアイテムなどの傾向をもとに個人の好みを学習し、個々のユーザーの好みに合ったアイテムを「1日1回10アイテム(有料会員は1日1回100アイテム)」提案する機能。
一方の「類似アイテムレコメンド」は、機械学習の一種であるディープラーニング(深層学習)を活用して、今見ているアイテムと形や色が似たアイテムを提案。「1アイテムに対して4アイテム(有料会員は1アイテムにつき20アイテム)」を紹介している。
VASILYによると、これらの機能導入から1か月で、導入前に比べユーザーのアイテム閲覧数が約4倍に向上。また、アイテムがユーザーの目に触れる機会が増えたことで、提携しているECサイトが販売しているアイテムの購買促進にもつながり、購入率が約2倍に向上した。