KDDIは、ヤマトロジスティクスが提供するクラウド型のピッキングシステム「FRAPS(フラップス)」を、新たな大型物流拠点「KDDI東日本物流センター」(神奈川県相模原市 ロジポート橋本) 内に導入し、1月27日から運用を開始した。これによって、同一店舗向けの複数の注文をマージして店舗へ一括納品することで、各店舗の業務負荷の軽減、物流コスト削減などを実現する。
KDDIでは、auスマートフォンのアクセサリーを含めた周辺商材の取扱量が増加するなど、店舗における日々の荷物受入れ業務が増大。2015年12月には「au WALLET Market」の全国展開を開始したことで、今後を見据えた、よりスピーディーな配送や店頭における負荷軽減など物流効率と輸送能力の向上に取り組む必要があった。
ヤマトグループのピッキングシステム「FRAPS」は、クラウド型のネットワークを実現するための、可動式ラックを並べたロールボックス・パレットと、デジタルピッキングのラインを併せ持つシステム。FRAPSを活用することで、事業者の倉庫の一部をヤマトグループのネットワーク上に組み込み、その在庫をネットワーク上で流動させることにより、大消費地の近くに、あたかも自社の倉庫の一部があるかのような運用が可能になる。