ネットスーパーの利用頻度を尋ねると、日本では半数以上が「不定期」(52.7%)、中国では「週1回以上(月4回、週に2回以上の合計)」が28.9%を占め、中国のほうがより身近な存在であることがうかがえる。
ネットスーパーを利用する理由について尋ねると、日本では「重たいものを持つのが負担になるから」が50.8%と最多に。
中国は、「商品が一覧できて店頭よりも選択しやすいから」(58.8%)、「買物に時間をかけたくないから(商品を探し回る時間やレジに並ぶ時間を節約したい)」(52.3%)が過半数となっている。
購入する商品について、日本では、「生鮮品(鮮魚・生肉・野菜・果物)」(39.7%)、「米穀類」(34.3%)、「飲料」(32.5%)がトップ3。中国では、「牛乳(乳製品を含む)」(46.0%)、「パン・菓子類」(34.0%)、「調味料(醤油・砂糖・みりん・味噌など)」(31.8%)となった(中国では、水以外の飲料では「牛乳」が最も飲用されているという調査もある)。
ネットスーパーへの不満や要望を尋ねると、日本では、「特にない」(19.2%)を除くと、「配達料金が高い」(33.2%)、「当日配達ができない(締切時間が早すぎる)」(22.5%)、「配達時間を指定したい(時間帯を細かく設定してほしい)」(18.3%)の順となった。
中国では、同じく1位は「配達料金が高い」(27.5%)で、「当日配達ができない(締切時間が早すぎる)」(24.5%)、「配達時の破損・型崩れ(容器・商品)がある」(20.5%)が続いた。
今後の利用意向は、日本では「今後も利用状況は変わらない」が60.3%、中国では「今後は利用が増える」が58.7%となた。
本調査は、2015年5月25日〜2015年5月31日、日本と中国のネットスーパーを利用している20代~40代の女性、各国600名、計1,200名を対象に、インターネットで実施した。