リコーは2014年9月から、3Dプリンターをキーとしたアディティブ・マニュファクチャリング事業を開始。今回提供が始まる製造業向けの新しいサービスは、この事業の一環。顧客へのコンサルティング~3Dデータの設計~造形(3D出力と後処理)までを一貫して提供するというもの。
●アディティブ・マニュファクチャリングとは(日本経済新聞)
米国を中心に製造業では、3Dプリンターでツールや部品を直接製造するDDM(ダイレクト デジ タル マニュファクチャリング)の導入が広がっているとのこと。リコーの工場でも導入しており、自社で培ったノウハウを活かしてサービスを提供する。
本サービスの拠点は「RICOH Rapid Fab 厚木」(神奈川県厚木市)で、専門の技術者と複数の方式の3Dプリンターを10台程度配置。これにより、さまざまな材料による造形が可能で、特殊な材 料を利用した部品や小ロットの生産にも対応できる設備を構築するとのこと。