再春館製薬所は、本社と工場が一体となった「再春館ヒルトップ」内の発送センターにおいて、自律走行型協働ロボット(AMR)とデジタルピッキングシステム(DPS)を掛け合わせた物流システムを導入した。

再春館製薬所が長年の手作業を刷新した背景には、2032年に迎える創業100周年や事業規模拡大を見据えた将来的な労働力不足への対応と、同社の強みである物流品質をさらに高める狙いがある。本取り組みでは、単なる作業の自動化ではなく、顧客に高品質なサービスを提供するための体制構築を目指している。
同システムでは、これまで社員が行っていた「資材の準備」や「荷物の搬送」といった付随業務をAMRが代替する。これにより、社員一人あたりの梱包可能時間が従来の約2倍に拡大し、より多くの荷物を翌日に届けることが可能になる。
さらに、ロボットの導入によって創出された時間を、「丁寧な梱包」「メッセージカードの封入」「細やかなギフト対応」といった、人のみが対応可能な業務に充てることで、物流基盤における量と質の両立を目指す。
