2025年3月27日、株式会社セイノー情報サービスは、物流版AIエージェント「ロジスティクス・エージェント」の開発を発表した。
ロジスティクス・エージェントは、これまで物流現場を担ってきた人になり替わって状況を分析判断し、未来を予測して改善策を示唆する。加えて、アクションの一部を代行するなど、進行する人手不足の打開策となり得るとのこと。
ロジスティクス・エージェントの概要
AIが人に代わって物流現場の状況を分析・判断、未来を予測し、問題解決のための改善アクションをガイドする。併せて、自律型AIエージェントが人の承認を得ながら、必要な処理を自動実行する。この開発に際しては、セイノー情報サービスが西濃運輸グループおよび一般企業向けに提供する物流ITソリューションで培った技術・メソドロジーに加えて、蓄積した体系的な物流ナレッジおよびアプリケーションデータを最大限活用する。
セイノー情報サービスでは、ロジスティクス・エージェントの達成段階をレベル0から6に定義づけ、2025年にはレベル2~3(問題を検知し取るべき行動を示唆、人の承認をもってAIが自動実行する)へ進行する計画としている。また、2030年をめどにレベル6となる「汎用化・民主化」を視野に入れる。