Metaは、テキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」で広告を表示するテストを開始した旨を発表。今回は、初期段階として米国と日本の一部利用者および広告主を対象に実施。テストの結果やフィードバックをもとに、広告の提供範囲や方法を今後決定するという。
今回のテストに参加する広告主は、Metaが提供するほかのプラットフォームと同様にブランドセーフティーや適合性コントロールが適用され、利用者にも興味がない広告を非表示にする機能や広告表示に関する設定変更など、広告体験を管理する方法が提供される。
アカウント運営をおこなうビジネスは、広告マネージャを通じて既存のMeta広告キャンペーンをThreadsに拡張することが可能に。専用のクリエイティブや追加リソースは不要で、容易な設定をすればより広範囲のオーディエンスへのリーチやキャンペーン成果の向上が目指せるようになるとのこと。
なお、初期テストでは投稿と投稿の間に画像広告が表示され、今後は広告導入による利用者体験への影響を慎重にモニタリングし、最適なバランスを見極めた上で、広告提供の拡大が検討される予定だという。
また、今回の広告表示テストにともない、利用者がどのような広告を好むかを把握するためのアンケートや、AIを活用したブランド適合性コントロール「インベントリーフィルター」のテストも開始されている。インベントリーフィルターは、自社広告の近くに表示されるオーガニックコンテンツの健全度のコントロールが可能となっており、30以上の言語で利用ができるとのこと。
併せてMetaは、広告表示に関するポリシーやサードパーティによる検証拡大についてもアップデートを発表する予定である旨を発表している。