2013年度の「オタク」市場を分野別に見ると、アイドル市場は前年度比19.9%増の863億円、ボーカロイド市場は同19.8%増の87億円、トイガン(エアソフトガン及びモデルガン)市場は同23.1%増の80億円となった。
本調査に関連したアンケート調査からオタクとされる層について、19分野別に1人あたりの年間平均消費金額を算出したところ、「アイドル市場」が94,738円と最も高い金額を示した。
本調査は、2014年8月~10月に、門研究員による直接面談及び、電話・FAXによるヒアリング、インターネット調査、文献調査を併用して実施。調査対象は、以下の関連商品を扱う事業者および団体等。
アニメ/漫画(電子コミック含む)/ライトノベル/同人誌/プラモデル/フィギュア/ドール/鉄道模型/アイドル/プロレス/コスプレ衣装/メイド・コスプレ関連サービス(メイド喫茶・居酒屋・マッサージ、コスプレ飲食店、コンセプトカフェ等)/オンラインゲーム/アダルトゲーム/AV(アダルトビデオ・DVD、ダウンロードコンテンツ含む)/恋愛ゲーム/ボーイズラブ/ボーカロイド(関連商品含む)/トイガン。
「オタク」市場の定義は、一定数のコアユーザーを有するとみられ、「オタクの聖地」である秋葉原等で扱われることが比較的多いコンテンツや物販、サービス等としている。