ラクスルは、中小企業が抱える決済の課題を解決するため、金融プラットフォーム事業への参入を検討し、住信SBIネット銀行との協議を開始した。中小企業や個人事業主、サプライヤーにとって利便性と経済合理性の高い決済体験を提供し、財務の負担を軽減することで、本業に集中できる環境作りを目指すという。
ラクスルは、ネット印刷・集客支援のプラットフォーム「ラクスル」の運営を通じた顧客インタビューから、中小企業が口座の新規開設や、振込手数料をはじめとする決済業務に多大な時間とコストをかけているという課題を発見。特に、BtoBを対象とした金融決済サービスは選択肢が少なく、企業にとって大きな負担となっていることが見えてきたという。
そこで、ラクスルは決済や資金繰りの仕組みを改善し、中小企業にとってより使いやすく経済合理性の高い決済体験を提供することで、財務面における業務効率化の支援を計画。同社のECプラットフォームと連携することで、利用企業にとっても使いやすい決済サービスを提供する予定としている。なお、同サービスの提供は2025年より順次提供を開始するとのこと。