ロッテホールディングスは、2024年7月3日にコンテンツビジネスへの参入を発表した。日韓の魅力あるコンテンツを、ポップアップストア、食品、各種エンターテインメントサービスとのコラボレーションによって幅広く展開する。日韓で展開している食品事業、観光事業、流通事業などとコンテンツビジネスのコラボレーションが、さらなる市場活性化に貢献できると判断したとのこと。
取り組みの事例
BELLYGOM(ベリゴム)~韓国IPの展開事例~
「BELLYGOM(ベリゴム)」は、ロッテホームショッピングが保有するキャラクター。Bellyは英語で「おなか」、Gomは韓国語で「クマ」を意味する。動画やK-POPアイドル、コスメブランドなどとのコラボレーションにより、世界各国の10代~20代女性から支持を集めているという。
ロッテホールディングスは、日本市場でのマスターライセンシーとして、2024年夏には韓国カルチャーに関心の深い層やファンシーキャラクターファン向けに、ベリゴムを届けるポップアップストアやPRイベントの実施を計画している。
ぼのぼの~日本IPの展開事例~
「ぼのぼの」(作:いがらしみきお/竹書房刊)のアニメを制作、版権管理を行うエイケンと、2024年5月8日にキャラクターライセンス契約を締結。韓国でテーマパークなどを運営するロッテワールド(Hotel Lotte Co., Ltd. Lotte World)と共同で、2024年秋に韓国ロッテグループが保有する施設でのポップアップストア、カフェメニューを展開するため、準備を進めている。
日韓共同でのIP開発
韓国で映画制作、配給および映画館運営を行うロッテカルチャーワークスにて、日本の小説やマンガの実写化を検討している。2023年には、カンヌ国際シリーズフェスティバル招待作となり注目を集めた小説「紙の月」がドラマ化された。