シャープは、産業コンピュータ分野大手で台湾を本拠とする樺漢科技(以下、ENNOCONN)と、アジア地域でのスマートリテール分野を中心とした協業に関する覚書(MOU)を締結した。ENNOCONNは、産業用コンピュータ分野における包括的なサプライヤーとして、統合クラウド管理サービスや産業用IoTなどに強みをもつとのこと。
同協業では、2社の技術や製品、販売チャネルを融合し、スマートリテール分野で新たなビジネスを創出する。第1弾として、POSシステムやスマートタグ、デジタル広告などを組み合わせたサービスを共同で開発。ECとリアル店舗間でのシームレスなショッピング体験を提供するソリューション構築に向け、台湾で実証実験も行われる予定となっている。中長期的には、リテール分野以外にも協業範囲を広げに、日本や東南アジア地域にも取り組みを拡大するとしている。