株式会社コーセーは、米国・ロサンゼルスに新たな顧客体験の発信拠点となる直営店の「Maison KOSÉ」を2024年6月7日(現地時間)にオープンしたと発表。管轄は現地法人・コーセーアメリカ(KOSÉ AMERICA, INC.)となり、コーセー独自の商品やサービスを通じて日本の化粧文化をアメリカに発信する役割を果たすとしている。
コーセーでは、創業80周年に向けた中長期ビジョン「VISION 2026」の中で掲げる新たな顧客作りの取り組みとして、「グローバル(Global)」「ジェンダー(Gender)」「ジェネレーション(Generation)」それぞれの頭文字をとった「3G」をテーマに、性別や年齢に捉われない世界中の顧客に寄り添った顧客の創造に取り組んでいる。
「グローバル(Global)」にあたる米国市場での取り組みは、コーセーアメリカにて一部百貨店などとの取引や自社ECでの市場開拓と事業拡大を進めてきたが、今回さらなる認知拡大を推進するため、直営店をロサンゼルスに出店。同社独自の価値を発信するとともに、米国市場の動向をキャッチする場として活用していくという。
ロサンゼルスにオープンする「Maison KOSÉ」では、「商品」「カウンセリング」「エンターテイメント」をキーワードに、日本の化粧文化を発信。コーセーが重点グローバルブランドとしている「コスメデコルテ」「雪肌精」「アディクション」など、展開ブランドを試して購入できる場としてだけでなく、化粧品を用いた美容体験(ビューティアトラクション)ができる場として、メイク体験や肌診断体験、ギフト体験などを取り揃えているとのこと。
なお、オープン時にはコーセーがグローバル広告契約する大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース所属)のVMD展開を実施。ロサンゼルスを拠点に世界で活躍する大谷選手とともに、今後も顧客接点創出と独自価値の発信、化粧品や美容を通じた世界中の顧客への価値提供を目指すとしている。