花王は、重点事業の一つであるヘアケア事業の変革をスタートさせると発表。第1弾として、2024年4月20日に休みながら美しく“休息美容”を提案する新ヘアケアブランド「melt(メルト)」を発売する(3月より一部の取扱店で先行発売を実施)。
meltは、瑞々しくやわらかい、とろけるようなツヤ髪へと導くヘアケアブランドとして展開。今後、コミュニケーション戦略の主軸として、音・泡・感触・香りで様々な感覚にはたらきかけ、同製品の世界観に没入できるリアルな体験の場を提供していくとのこと。
同ブランドの発売を皮切りに、今後、さらなる新ブランドを投入していくとともに、既存ブランドのリブランディングも実施。ヘアケア事業全体のブランドフォーメーション再編を推進する。
また、同社はこれらの変革を通じて、ヘアケア事業を成長ドライバー事業へと育成強化していく考え。
花王は、1920年代からヘアケア研究を開始し、1932年には固形の「花王シャンプー」を発売。“シャンプー”という言葉を日常語として定着させ、日本人の洗髪習慣の定着に貢献した。その後も、時代に合った生活者のニーズや悩みに寄り添い、技術力をベースに、数々の商品を提案。100年のヘアケア研究を経た上で、大きな事業変革に取り組むとしている。
今回の事業変革では、拡大するハイプレミアム市場への参入を本格化。melt発売後、さらなる新ブランドの投入も推進するという。同時に既存ブランド「merit(メリット)」「Essential(エッセンシャル)」「Segreta(セグレタ)」のリブランディング、ブランド力向上にも取り組むとのこと。