Slackは、米国と英国にて生成AIをネイティブ統合した機能「Slack AI」の一般提供を開始した。同機能を利用すると、ユーザーはSlack上に蓄積されている社内のナレッジを即座に活用したり、すべての従業員、データ、アプリを横断して容易にインサイトを結び付けたり統合したりといったことが可能になるという。なお、日本では2024年4月に一般提供開始を予定している。
Slack AIの特徴は、次のとおり。
チャンネルとスレッドから要点を抽出
チャンネルの要約を用いることで、どのチャンネルからでも、クリックするだけでハイライトの生成と重要な内容の迅速な確認が可能となる。未読のメッセージの内容をキャッチアップする、過去7日間のやり取りをまとめる、日付範囲を指定して調べるなど、物事の状況をすばやく把握できるようになる。
チャンネルの要約では、活発に動いているチャンネル内で情報を探し回る手間を省け、スレッドの要約では、一連の長い会話の要点をクリックひとつで表示可能となる。引用元も提示されるため、そこからさらに掘り下げた情報にあたることも容易となっている。
パーソナライズされた検索結果がすぐに
ユーザーが会話形式で質問を投稿すると、AIを活用した同検索機能により、パーソナライズされた明確で簡潔な回答が得られる。また、関連するSlackメッセージも直接確認が可能に。検索結果は、社内で公開されている会話およびユーザー本人の会話の内容に基づいて提示される。