ヤマト運輸は、2024年4月1日から宅急便の届出運賃・料金を改定することを発表した。
同社は、2023年4月に国際情勢の不安定化にともなうコスト上昇など外部環境の変化を踏まえ、約6年振りとなる届出運賃などを改定。また、今後の外部環境変化による影響を適時適切に運賃などに反映させるため、年度ごとに見直すことを表明した。
2024年度は、引き続き外部コストの上昇が見込まれるものの、現下の物価上昇に落ち着きが見られることなどを踏まえ、宅急便の運賃見直しは一部にとどめ、届出運賃などで宅急便を利用する個人ユーザーへの影響を最小限に。また、通常の宅急便とはオペレーションが異なるクール宅急便の付加料金の改定と、ゴルフ宅急便の規格を変更し、全体の改定率は約2%だという。
一方で、取扱数量の約9割を占める、届出運賃などから個々の契約に準じた割引率を適用している法人ユーザーについては、これまでの改定状況を踏まえながら、引き続き、契約内容の適正化に向け協議していくとしている。
対象商品
宅急便:対象は180サイズ、200サイズ
クール宅急便:対象は付加料金
ゴルフ宅急便
ゴルフのキャディバッグは、宅急便140サイズ(上限)を適用していたが、宅急便サイズでの査定を廃止し、キャディバッグ規格へ変更する。