デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japan(以下、Wolt)と、和洋中をはじめとした各種テーブルレストランを全国に展開するすかいらーくホールディングスは、Woltが提供する法人向け即時配送サービス「Wolt Drive」の活用にかかわるパートナーシップを締結した。同パートナーシップのもと、すかいらーくアプリ・すかいらーく宅配サイトで受注した商品をWoltが配達するデリバリーサービスの実験をスタートし、2024年1月16日より、全国225店舗に拡大する。
すかいらーくグループの宅配サービスは、1998年6月より開始し、現在ガストやバーミヤン、ジョナサン、夢庵など6ブランド、全国約1000店以上で展開している。公式アプリ「すかいらーくアプリ」やウェブから注文すると、近隣の店舗からユーザーの自宅や職場あるいは催事で集まる場など、指定の場所まで商品を配達する。
「Wolt Drive」は、Woltが法人向けに提供する「サービスとしてのデリバリー(DaaS:Delivery as a Service)」。商品の即時配送を希望するさまざまな企業が、Woltのアプリやウェブサイトに店舗ページを開設することなく、全国24都道府県に広がるWoltの配達システムを利用することで、通常30分程度で顧客への配送が可能となる。配達網は今後も拡大を予定している。
すかいらーくグループは、Wolt Driveを活用することで、自社のデリバリーサービスの対応エリアをさらに拡大し、同サービスを収益のひとつの柱として育てていく考え。今回の業務提携を通し、拡大する宅配ニーズにすかいらーくグループの多様な業態で対応し、今後も対応店舗を増やしていく予定となっている。