Shopifyは、2023年11月24日から始まったブラックフライデー・サイバーマンデー(以下、BFCM)において、Shopifyプラットフォームを利用する事業者が昨年比24%増となる93億ドルの売上を計上したと発表した。
ブラックフライデーは、アメリカの祝祭日である感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日を指し、クリスマス商戦の幕開けの日として知られる。またサイバーマンデーは、さらにその週明けの月曜日を指し、オンライン上の大規模セールがスタートする日として定着している。
これらは元々米国で始まった習慣だが、現在は世界中でブラックフライデーからサイバーマンデーまでの4日間が年末商戦に向けたセールキャンペーン期間として浸透しつつある。
2023年は、ニュージーランド時間の2023年11月24日の早朝から、米国カリフォルニア州の2023年11月27日の遅い時間帯まで、全世界で6,100万人以上の消費者がShopifyを利用するブランドから商品を購入した。取引量が最も多く発生した時間は、米国東部時間で2023年11月24日の午後12時1分。1分あたりの売上が420万ドルを記録した。
Shopifyは、Shopify加盟店のBFCMハイライトとして次の項目を挙げている。
- 1分あたりのピーク売上:420万ドル(米国東部標準時、2023年11月24日午後12時1分)
- 全世界で6,100万人の消費者がShopifyを利用するブランドから商品を購入
- 最も購入された商品カテゴリーは、アパレル・アクセサリー、ヘルス&ビューティー、ホーム&ガーデン
- 平均カート価格:108.12ドル(恒常為替レートベースでは107.53ドル)
- 売上上位国:米国、英国、オーストラリア、カナダ、ドイツ
- 売上上位都市:ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドン
- 越境ECによる発注は全世界の発注の15%を占める
- Shopifyは5万6,000トン以上のカーボンリムーバル(炭素除去)を購入し、配送時に発生する二酸化炭素を中和
- Shopifyストアでの決済サービス、Shop Pay経由の売上は前年比60%増
- 1万7,500人以上の起業家がShopifyで初めてのセールを実施
- 5万5,000以上の事業者がShopifyで過去最高の売上を達成